見出し画像

介護事業所が看護師の採用を成功させるためのポイント

はじめに
デイサービスや老健、有料老人ホームなどでは、看護職員の配置基準が定められています。
しかし、看護師の需要が近年高まっていることから採用に苦戦する介護事業所(以下事業所)も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、看護師採用を成功させるためのポイントを4つご紹介します。

看護師採用はなぜ難しいのか?

看護師の採用が難しい理由として、以下の3つが挙げられます。

①人材不足

現在、日本をはじめとする多くの国では看護師不足が深刻化しており、採用するための候補者が限られている状況が続いています。厚生労働省が発表した一般職業紹介状況によると、2022年12月時点での保健師・助産師・看護師の有効求人倍率は2.54と、全産業の有効求人倍率1.31を上回っています。

②専門性が求められる

看護師は、国家資格を取得する必要があります。資格の取得難易度が高く、資格所有者の母数が限られてしまうため、採用することは簡単ではありません。

③短期間における離職率の高さ

看護師は、夜勤や残業など働き方が不規則であるケースが多く、離職率が高くなる傾向があります。そのため、採用後も長期間働いてくれる看護師を見つけることが難しいとされています。

看護師採用におけるポイント①:求める人材像を明確にする

看護師採用を始める前に、どのような人材を採用する必要があるのか、改めて見直しましょう。

・どのような役割を務めてもらうのか

はじめに、採用後にどのような役割を期待するのかを決めましょう。
管理者・主任・リーダーなどの役職だけでなく、具体的に担当してもらいたい業務や期待する成果まで決めることで、求人票の内容が明確になります。

・役割に必要な資格・スキル・経験

担当する業務や期待する成果を出してもらうために、必要な資格やスキル・経験を洗い出しましょう。

・入社時に求めるスキルや経験

資格やスキル・経験を洗い出したら、入社時に必要なものと入社後でも身につけることができるものに分類しましょう。
入社時に必要なものは最低限に絞るのがポイントです。必要な要件を増やし過ぎると応募のハードルが上がってしまい、採用に苦戦する原因となります。

看護師採用におけるポイント②:事業所の魅力を考える

求める人材像が明確になったら、どのような事業所の魅力を打ち出すのかを決めましょう。
以下の観点で自社の魅力を整理しながら、採用したい人材が重視していることをイメージすることが大事です。

・企業理念

掲げている理念、創業者や社長の想い など

・人/組織風土

どのような人が働いているか(経歴・年齢など)、職場の雰囲気 など

・仕事内容/事業内容

提供する介護サービスの特徴、働くことで得られる経験・スキル など

・待遇/福利厚生

給与、働き方、福利厚生 など
在職の職員に入社理由や魅力だと感じたポイントを聞いてみるのも1つの手です。

看護師採用におけるポイント③:求人票の魅力付け

打ち出す事業所の魅力が決まったら、求人票に反映させましょう。
魅力的な求人票を作るためのポイントは以下の2つです。

・簡潔かつ具体的なキャッチコピーを決める

求人サイトで人気なキーワードを取り入れるだけでは、他の求人の中に埋もれてしまい求職者の目に留まりません。
抽象的な文言は使わず、具体的な数字や文言に言い換えることで求人の特徴がより伝わりやすくなります。

例)ワークライフバランス→残業◯時間以内、年間休日〇〇〇日、日勤のみ など

・入社後の働く姿をイメージできる情報を提供する

1日のスケジュールや年収モデルを記載することで、入社後の働く姿がよりイメージできるようになり、応募の後押しになります。

例)年収モデルを記載する場合
入社1年目/◯歳/一般職:300万円
入社5年目/◯歳/主任:500万円

採用にお悩みの方へ

看護師採用を含め、より採用に力を入れたい方にはこちらの記事もおすすめです!

元介護人材紹介エージェントに聞いた、採用に失敗する事業所と成功する事業所の違い
(リファラル採用のすゝめ 〜トレンドな採用手法のメリット3選〜)


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!