第1回 CareWizトルト ユーザー会レポート
2023年7月21日(金)、トルト史上初めてとなる「CareWiz トルトユーザー会」を開催しました。場所は東京都千代田区神田の「C-Lounge」。
トルトを利用している他社様との交流機会を持ちたい!というお客様の声を受け、構想がはじまり、トルトユーザー同士が情報交換をしながら継続的な交流を持つためのきっかけの場となるよう開催の準備を進めました。ユーザーがプレゼンをする機会を設け、参加型のイベントになるよう計画しました。
待ちに待ったユーザー会
13:30の開場と共に続々と到着。福祉用具貸与事業者より6名様、通所介護・通所リハビリ事業者より9名様、入所系サービスより3名様、訪問リハビリテーションより1名様、合計19名の参加者となりました。導入間もない事業所から初期時代からのお客さまで幅広い参加者となりました。北は新潟、南は宮崎と、遠方からの参加者も多く、トルトへの熱意が伝わってきました。イベントが始まるまでの間も早速参加者同士で名刺交換をしたり、ノベルティグッズの配布をお手伝い頂いたりしながら、開始までのわくわく感と期待が高まります。
ユーザー会がついにスタート
前半はライトニングトークが目玉
1. ご挨拶
カスタマーサクセスマネジャーの片岡と秋葉による開会のあいさつの後、CareWizの代表 石野の挨拶をもって始まりました。トルト初期からの経緯に思いをはせることができました。
2. 自己紹介
次に参加者の皆さまお一人お一人に自己紹介として、ユーザー会に来た想いなどを話して頂きました。楽しい自己紹介に一気に場が和みます。
「他業種の方の視線も学びたく参加しました」
「トルトが日本全国で通じるモノサシになったらステキ」
「直接エンジニアに聞こうと思って乗り込んだ」
「一ファンとして使ってる。皆さんがどんな使い方してるか学びたい」
「開発者や運営の方々と直接話せるいい機会だと思った」
といったコメントに会場が盛り上がりました。
3. ライトニングトーク
続いて「トルト を使ってよかったこと・使いこなすための活用術」というテーマで、トルト ユーザーを代表し3法人(事業所)から、ライトニングトークとして短いプレゼンをしていただきました。
トップバッターは通所介護サービスを代表しDSセルリア株式会社の齋藤様。
サービスの質と、業務の効率性・安全性の観点から、職員間の申し送りでご利用者様の転倒リスクを円滑に共有できるようになった等、トルトによる効果をお話いただきました。まず職員同士で楽しく撮影・分析することから始め、次にご利用者様の嬉しい反応を受けて職員自身が受けたことで、「ご利用者様にとって良いものなんだ!」と自信を持って使い始めるようになった導入時の進め方エピソードや、「三脚とワイヤレスシャッターリモコンを使用することで職員1名で測定できる」との具体的な活用術に、聴衆からは「自分のところでもリモコン使ってみます!!」と声があがりました。
次に福祉用具事業所を代表して株式会社はんどの大谷様。
商品選定の説得力、ご利用者の納得感、ケアマネジャーの満足度がそれぞれアップした具体例や、イベントの出展依頼が増えてうれしい悲鳴を上げている様子をお話くださいました。情報を新鮮なうちに届けられるよう、モバイルプリンターを使ってご利用者様のお宅で印刷し、途中で居宅に寄って共有するスーパースピードな共有方法に感心の声が聞かれました。また、全拠点の営業スタッフ共通でトルトを活用した事例件数を行動管理の指標にするようになってから、営業スタッフのモチベーションアップや活発な企業風土の醸成に益々繋がっていると、企業独自の運用術も教えてくださいました。
ライトニングトークの最後は訪問リハビリテーションを代表して御所南リハビリテーションクリニックの加納様よりお話をいただきました。
訪問したスタッフしか把握しづらかった顧客の状態がトルトを活用することで事業所内での顧客の見える化につながり、それによってリハビリの進捗が把握できるようになるため、スタッフのフォロー体制が構築されたことをトルト導入の良かったことの筆頭に挙げてくださいました。導入当初は定期評価項目にトルトを入れたり投稿数の増加を目標におきつつも、やらされ感が出ないよう導入の意図や活用方法などを丁寧に伝えながら、スタッフ間でのトルトを使ったコミュニケーションを増やすように意識されていたとのことで、推進担当者として誰もが気になる業務への組み込み方、浸透ポイントのお話に皆さん聞き入っていました。また、最近導入されたトルトの口腔機能については、PT・OT訪問時のスクリーニングとして活用することで、顧客や家族、ケアマネジャーへサービス提供の必要性を伝えるだけでなく、ST人員を補うことにも繋がる可能性がある!と、新機能の活用案についても熱いプレゼンをしてくださいました。
4. グループセッション
続いて、各グループごとにトルトについて語り合うワークショップを行いました。
「トルトを使ってよかったこと」と「トルトを使ってやってみたいこと」をサービス種別ごとのグループで活発な話し合いがなされました。実際に手を動かして付箋にアイデアを書き出し、情報を整理しました。
5. CareWizのこれから
さらに続いて「CareWizのこれから」と題し、CareWizの責任者を務める松下よりCareWizの構想を、また開発責任者の佐藤よりトルト開発のこれまでとこれからについて熱く語ってもらいました。
後半はフリートークタイムで情報交換会
6. フリートークタイム
ユーザー会も後半に入り、フリートークタイムの時間をとりました。おいしい軽食とお飲み物で参加者同士、また開発者やスタッフ側との話も弾みます。パタカ口腔分析を体験ができるブースが用意され、楽しくお試しいただきました。
7. ChatGPTセミナー
最後に「書類作成の生産性が10倍になる 介護事業所運営のChatGPT実践方法」と題し、作業療法士でもあるマーケティング担当の飯室よりミニセミナーが開催されました。生成系AIの進化からの話から、プロンプトのコツ、さらには実務での活用例として計画書の作成についての説明がありました。介護×AIでできることの知見を深めることができ、皆さん大満足の様子でした。
あっという間に3時間が過ぎ、最後は参加者ユーザーとスタッフ皆で記念撮影をして終了しました。「CareWiz!」「トルト!」の掛け声でステキな笑顔の写真が撮れました!すでに次回の開催が楽しみです!
ユーザー会への感想やコメントを一部ご紹介
ユーザー会について多くの前向きな感想が寄せられました。次回も参加したいとの要望は何と100%です!
横の繋がり、自分の考えの反応、スタッフさんの話を伺えたりと大満足です。
ユーザーの情報交換だけでなく、トルト制作者側の方々と意見交換できてよかった。
色々な会社様のトルトの活用に関しての取組に目からうろこが落ちる思いで話を聞かせていただきました。次回の開催時にもぜひ参加させていただければと思います。
トルトはもっともっと世の中に普及して良いプロダクトだと思う。
福祉用具屋の目線でしか考えてこれてなかったが、PT,OTの考え方と、どういう風にしたらより現場など広い方にアプローチしていったら良いかを学べる場になった。全ての職種にとって当たり前の機能になっていくのではと感じた。
他の人の話を聞いて、社内の推進者をもっと作らなければと感じた。自分たちに足りていないことが何なのかが今日参加したことで明確になった。
トルトを運営する側、そして利用する側双方で、まるで1つのチームが形成されているような、お互いにトルトをもっともっと良くしていきたいという熱い思いが伝わってくる会でした。
導入して2年以上の方と一緒のテーブルだったので、浸透の仕方やサービス提供の仕方を知ることができ、すぐに帰ってトルトの推進をしたくなった。トルトの導入をきっかけにAIの導入も法人として進めていきたいと思っているので、一緒に新しいテクノロジーを作っていけたら良いなと思いました。
トルトのような専門職以外の人でも扱えて、数値化(見える化)できるプロダクトは絶対に大事だと思います!
ユーザー会を終えて・・
準備段階から、「あぁトルトはお客様に愛されてるプロダクトになったんだ」と改めて感じていましたが、当日はよりリアルにユーザーさまの愛とパッション、そして私たちへの期待を肌で感じることができました。ユーザーの皆さまの熱い想いが伝わってくる最高の会となりました。
今回初めてのユーザー会の開催ということで、行き届かない部分も多々あったかと思います。ですが、参加者皆さまお一人お一人のサポートで成功裏に終えることができました。本当にありがとうございます!「今後も参加したい!」の声にこたえるべく、第2回のユーザー会までお楽しみに!